Adolf庵 亜奴流布の残日録

Adolf庵 亜奴流布の残日録日々の残日録の日記です

「大切なお知らせ」 しくじり社長の不景気になっている日経新聞より

 「十六夜興業は昨日の緊急株主総会で私は(義父の親会社の指示)社長職を更迭されました。」

 17日月曜日に、最大の取引先のイベント部の広島の業者さんが約束手形の不渡りを出してしまいました。約八か月分、850万円の代金が不履行なのです。
 先方は倒産です、不動産があるのですが、抵当に入ってるので、「金返せごらぁ」してもダメです。


 うちは、23日が手形の決済日です、「テント屋」さんや「リース屋さん」や「的屋さん」にも支払いが、350万円です。「的屋」なんて、現金がいいというのですが、無理承知で手形にしているのです。


 私が経営者として素人だったから


 義父に詰問されました。
「融資手形みたいな手形を信じた。」
 融資手形。


 わたしはこのたびの責任を取って、相談役に降格、新社長は一族でない外様の常務にすることにしました、妻は専務なのですが。


 会社のバランスが・・・・・。


  十六夜興業の株式バランス。


 義父40パーセント
 妻 30パーセント
 私 25パーセント
 常務 5パーセント


 実質上のオーナーの義父には逆らえないのです。


 私の最後の仕事は、「信用金庫」に泣きついて、手形の金額だけ借りること。そして、返済計画を作ること。


 経済は動きは日本国内という枠だけでなく、中国経済の低迷、アメリカの破綻的な保護貿易、の大きなうねりの中で、ますます、不景気時代の変化にかわりつつあります。日本の短観予想も景気が悪くなる。
 30年前と共にますます激しくなっています。
 世の動きを考えると頭に浮かぶのは、平成不況ふたたび。人間は同じことを繰り返す。昔も今も一歩下がって我が身を振り返り、無理せず着実に前を見て進む以外にないのです。
 時代の流れを出来る限り早く察知し、危機を逃さず、勇気を持って行動する。その時対処する力こそが、生き残る方法ではないでしょうか?
 アベノミクスの財産も色々とあるはずです。人的研鑽を磨き、危機感を持ち続けてゆきたいと思っています。

 アベノミクスは終わりました、景気がいいのは建設のみ、2025年問題も言われています。建設は終わります。その前に、大きな地震の可能性もすでに製造業は人員整理を始めてます、非製造業も始まっているのです。


 不景気にすでになっているのです、株価はまやかしです。バブル大崩壊の直前に最高値を出しています。


 不景気に備えるのです。新しい販路を見つけることが生き残ることなのです。


           2019.12.17 (株)十六夜興業株式会社 元代表取締役 井上光雄


 
しくじり会社「ミートホープ



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